サブカルチャー黎明期の鬼才 石原豪人展 ―出雲が生んだ戦後日本を代表する挿絵作家―

2017.8.11~2017.10.15

  • 展覧会期間=2017年8月11日(祝金)~2017年10月15日(日)
  • 休館日=火曜日
  • 開館時間=9時~17時
  • 入場料= ●一般/600(500)円 ●高校生以下/無料 ※()は20名以上の団体料金
  •               ※一般の方で身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、戦傷病者手帳をお持ちの方、及びその介護者1名は300
  • ネットクーポン

内容=  石原豪人は出雲市大社町出身の戦後日本を代表する挿絵画家です。その卓越した画力と色香は常に大衆を魅了し続け、昭和30年~40年代において格別な存在でした。

 天才的な挿絵の魅力は幼少時代、郷土で芝居小屋に通った経験に起因し、映画雑誌に投稿し続けた少年時代に、すでにその技量の大半が確立されました。

 青年時代に内蒙古に渡り、会社勤めの傍ら映画看板を描きました。そこで戦争を体験し、激烈な青春時代の中で奇怪で毒々しく、かつ色香という要素が加わり、人をひきつける力が次第に備わっていきました。終戦後、松江や東京で映画看板を描きましたが、肺を患い挿絵の世界へ転向します。スターの似顔絵を描き、たちまち売れっ子作家に。

 1960年代には複数の少年誌を同時にかかえ、殺人的なスケジュールをこなすようになります。伝説的な巻頭企画で常に引っ張りだこ。少女雑誌では江戸川乱歩と組み、一方少年誌では、円谷英二・香山滋らの「ウルトラQ」から始まる怪獣ブーム時代が到来し、数え切れない挿絵を描きました。

 やがて少年誌の嗜好が変化していく中で、次第に豪人の作品は官能雑誌へとメインを移していきます。豪人は林月光というペンネームを使用しましたが、今でもファンの間では熱烈な信奉者が多く、その作品は妖しい美少年、美女によって彩られています。

 平成になるとオタク系雑誌の中に石原豪人の作品が盛んに扱われるようになります。レトロで色香のある中に「笑い」や「ユーモア」が盛り込まれた豪人の作風は現代に蘇り、若い読者を喜ばせました。

 時代の変化とともに多様に進化していった豪人の作品は、同時に努力によって勝ち取られたものです。自宅の床が抜けるほどの原画を描き続けましたが、平成1075歳で惜しまれながら他界しました。没後20年を迎えるにあたり、その画業を改めて紹介いたします。 

 

平田本陣記念館

〒691-0001 島根県出雲市平田町515番地
電話:0853-62-5090FAX:0853-62-5101メールでのお問い合わせはこちら

公益財団法人出雲市芸術文化振興財団

お知らせ

施設案内

事業案内

  • 出雲総合芸術文化祭
  • 出雲芸術アカデミー
  • 出雲メセナ協会
  • 行事予定
はな

ページ先頭へ戻る